本書では、SMAP解散報道のからくり、森喜朗の存在、ヘイトスピーチの背景、正論と美談と陰謀論などにも鋭く斬りこむ。
膨大な情報の波を軽快に乗りこなす「リテラシーの神髄」を教えてくれるのだ。大メディアが本書をどう取り上げるか。それもひとつのモノサシになるかもしれない。(幻冬舎 1400円+税)
▽ぷち・かしま 1970年、長野県生まれ。オフィス北野に所属し、時事芸人として活躍。スポーツ、政治、カルチャーを幅広くウオッチし、時事ネタの見立てが特技。週刊誌などで連載を多数抱える。著書に「東京ポッド許可局」「教養としてのプロレス」など。