「夜型人間のための知的生産術」齋藤孝著

公開日: 更新日:

「早起きは三文の徳」という世の「朝至上主義」に異議を唱え、夜を濃密な知的生産の時間として過ごす方法を説いた自己啓発ハンドブック。

 早朝の情報番組の司会を務めたこともある著者だが、実は夜型人間。もともとは裁判官志望だったが、夜型でも問題にならない学者の道を進んだほどだという。朝型勉強法がもてはやされるが、要は集中する時間が増えれば結果は必ず出るので、勉強のスロースターターでかつ夜に強い人は「夜型勉強法」を検討すべきと説く。記憶の定着がしやすい夜は知識の習得に適しているとも。偉人たちの夜の過ごし方や、読書や映像、ネットを利用した夜の知識の習得法やアイデア発想法など。夜を充実させるためのヒントを伝授。(ポプラ社 800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  2. 2

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  3. 3

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  4. 4

    東国原英夫氏は大絶賛から手のひら返し…石丸伸二氏"バッシング"を安芸高田市長時代からの支持者はどう見る?

  5. 5

    都知事選落選の蓮舫氏を「集団いじめ」…TVメディアの執拗なバッシングはいつまで続く

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 8

    ソフトバンク「格差トレード」断行の真意 高卒ドラ3を放出、29歳育成選手を獲ったワケ

  4. 9

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方