「山登りでつくる感染症に強い体」齋藤繁著

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 今回のコロナ禍や、過去の災害時の避難生活などで明らかになったのは、体の抵抗力の必要性だ。

 コロナ感染症対策で推奨されているのは、人が密集しない環境で、よく換気をしながら体を動かすこと。それにピッタリなのが登山だ。公共交通機関を避け、マイカーなどで自宅から登山口まで往復し、人気の山は避けて、マイナーな里山を歩けば、心肺機能の強化はもちろん、血栓症や糖尿病の予防、免疫力強化などいいことずくめ。

 本書は、登山に精通した医師が、山登りや山歩きを楽しみながら抵抗力のある体をつくるコツや、登山を活用した生活改善法を伝授してくれる指南書である。

 呼吸や脈拍で自らの体の状態をチェックする方法、登山の効用、各病気の予防と回復に効果がある登山の活用法までを解説する。

(山と溪谷社 900円+税)

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