「一発屋芸人列伝」山田ルイ53世著

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 自他ともに認める一発屋芸人の著者が、かつてお茶の間を沸かし、一部は社会現象にもなった仲間たちのその後の人生をつづるノンフィクション。

 キャラ芸人、レイザーラモンHGは、事務所の垣根を越えてイベントを企画するなど、いまや一発屋芸人たちの兄貴的な存在だという。かつてお笑い界のエリートコースを歩んでいた彼が、ハードゲイというテレビには不向きなキャラをつくり上げ、周囲に反対されながらも貫き通した経緯。そして正統派漫才に取り組む現在まで、その生き方に迫る。

 一発屋界の奇人と評するコウメ太夫や、一発屋の身に降りかかる悲喜こもごもすべての始祖だというテツandトモ、4年前に妻子を伴い活動の拠点を福岡に移した「ギター侍」こと波田陽区など12組が登場。

(新潮社 590円+税)

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