(125)エミューの記憶の中の花園
阿片って、名前が怖そうだ。ぼくはその怖いものからママを守ったのだろうか。いや違う。ぼくがママを守ってあげられるのはずっと遠い未来の話だ。こんなに小さい腕と手じゃ栗鼠一匹だってやっつけられやしない。
ジュンイチはエミューに手を引かれて草花の庭を歩いている。ママの胸で眠って…
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