「仮面山荘殺人事件」東野圭吾著
「仮面山荘殺人事件」東野圭吾著
高之は、製薬会社を経営する伸彦に招かれ、彼が所有する湖畔の別荘で休日を過ごすことに。あのことがなければ、高之の横には伸彦の娘・朋美が新妻としているはずだった。
しかし、3カ月前、朋美はこの湖畔の教会で予定していた結婚式の打ち合わせの帰り道、運転していた車が崖から転落してこの世にはいない。警察は居眠り運転による事故と断定した。
別荘には伸彦夫妻のほかに、朋美の兄やいとこ、親友の桂子らが招かれていた。夕食の席で桂子が朋美の死は殺人だったのではないかと言い出し、皆を動揺させる。さらに深夜、2組の銀行強盗犯が別荘に侵入。高之らは人質になってしまった上に、密室の別荘で殺人まで起きてしまう。
驚愕の結末が待っている人気作家の初期傑作。 (講談社 803円)