「生きる哲学としてのセックス」代々木忠著

公開日: 更新日:

 AV監督として半世紀以上にわたって1000人以上の女性を撮影してきた著者。女性たちの演技ではない本当に「イク」姿にこだわってきた著者だが、AV女優でさえ多くは「イッた」ことがないと感じているそうだ。

 多くの人はオーガズムを快楽の極致だと思っているが、著者によるとオーガズムは快楽の延長線上にはないという。射精と思われがちな男のオーガズムも、実は射精とは比べものにならないほど深いものだという。オーガズムには3レベルあり、最高のレベルに達すると、心や感情を超えて魂同士がダイレクトに共鳴し合う至福の境地に至り、その体験は人生観を一変させるほどだそうだ。

 撮影現場で見聞きした多くの男女の体験を例に、性の深淵を語る。

 (幻冬舎 840円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情