“有給休暇”で単身渡米した野沢直子
2日後、4月1日のラジオ最終出演。「MBSヤングタウン」では「これからは(引退した)山口百恵さんみたいなもんですからね」と語って、休養に入った。
ニューヨークに単身渡米した野沢は語学の勉強を始めた。通った英会話学校は元レベッカのNOKKOの紹介という報道も。だが、無事卒業後はお笑いタレントの虫がうずいた。「一日も早く“女間寛平”になるよう頑張る」と復帰への意欲を見せ始める。ミュージカルや舞台を見たり、演劇学校に通ったりという報道も流れたが、中でもワシントンスクエアでのパフォーマンスは衝撃を与えた。猿の衣装に身を包んだ野沢は派手なメークで踊り、人々を笑いの渦に巻き込んでいた。「ニューヨークまで行ってこんなことしてるのか」と伝えた週刊誌もあった。
渡米から2年、“ニューヨークで挙式”というさらなる衝撃ニュースも流れた。相手は32歳、180センチを超える長身の白人音楽コーディネーターだった。野沢は現地で結成したバンド“チンパンジーズ”を通じて知り合った。2カ月くらい友人でいて、付き合い始めて3日で結婚を決めたというが、その1カ月後の93年3月、親に紹介するため一時帰国した時にはすでに妊娠。野沢の父は「突然でビックリしたけど、30歳だし、いいんじゃないですか」とコメントした。