潔癖、毒舌、逆ギレ…再ブレークの坂上忍が駆使する3つの新キャラ

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 潔癖症になったのは、2003年に約2年で離婚した元スチュワーデスの妻がゴミを細かく仕分けしていた影響らしいが、競艇通いのギャンブル狂だったり、麻雀愛好家で、その腕をテレビで披露したりして、俳優よりタレントに転身したかのような印象である。

 1967年、東京の西荻窪生まれ。3歳から劇団若草で演技を学び、「ありがとう」「傷だらけの天使」といった人気ドラマに出演、天才子役と称された。

 1997年に映画「30 thirty」で監督デビューし、3作でメガホンを取った。2005年には演劇集団を旗揚げし、構成作家や演出家としても、活躍していく。

 順風満帆に見えるが、1995年に飲酒運転と器物損壊で逮捕され、ファッションデザイナー・山本寛斎の娘で女優の山本未来が同乗していたことがスキャンダルになり、芸能マスコミに追われた。半年間の活動謹慎を余儀なくされたが、この間に元新聞記者の父親の勧めで小説「みのつく女」を書き上げ、発表したというのだから、転んでもただでは起きない。


「坂上さんの人格や生き方を決定づけたひとりが、良くも悪くも、この父親なんです。飲む、打つ、買うの三拍子揃った人で、母親に手を上げるなどして、15歳の時に離婚。出版社経営に失敗した父親が1億円もの借金を背負い、自宅にも暴力団が押しかけてきたといいます。もともと演技に興味があったのはお兄さんで、内向きの坂上さんは嫌で仕方なかったそうですけど、借金がやむにやまれぬ枷(かせ)となり、相当苦しんだと打ち明けています。テレビに出ていることなどから、学校でイジメに遭い、東海大学付属高輪台高校も中退、100回以上、自殺を考えたとか。父親とは2012年に亡くなるまでほぼ断絶状態で、父親のおごりといわれ、しぶしぶ再会した店の会計を母親がしている姿を見て、許せないと思ったというエピソードは何度も語っていますね」(前出のデスク)

 最後は和解したそうだが、今の坂上の言動のルーツが見えてきそうだ。

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