大河「軍師官兵衛」浮沈の鍵握る大女優・藤村志保のナレーション

公開日: 更新日:

 担当するのは、大映の看板女優として一時代を築いた藤村志保(75)。たしかにネットなどでもナレーションの話題で持ちきりで、「聞き取りづらい」「ろれつが回らなくなったおばあさんみたい」といった不評の声も……。

 コラムニストの桧山珠美氏も、「あれほど芝居がかってかつ抑揚のある語りにしたのは、演出上に意図するところがあるはず。話題になることを見越し、炎上商法を狙ったのかもしれませんが、何かこう、得体のしれない感じで、聞く側は心がざわつきます……」と話す。

■イメージは“大地の母”

 NHKに藤村を起用した狙いや理由を聞いてみた。

「冒頭のナレーションには、播磨の母なる大地が戦乱が続く世を嘆きつつ、乱世を終わらせる官兵衛を見守っている、というイメージがありました。“大地の母”のイメージにぴったり重なったのが、藤村志保さんの声で、今回お願いしました。官兵衛を温かく包み込むとともに、経験に裏打ちされた格調高いナレーションだと感じています」(制作統括・中村高志チーフプロデューサー)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ