漫才コンビ・三拍子の貧乏時代は「女性と住まい」で正反対
久保 僕はアナウンス学院時代から付き合っていた彼女の実家が東京で、僕の部屋から近かった。それでお金がないときは実家でご飯を食べさせてもらいました。そのうちギャラが減り、家賃が払えなくなったタイミングで、彼女のお母さんが昔、住んでた団地の一部屋を買い取って、「家賃要らないから、住む?」と言ってくれた。もちろんすぐに引っ越しました。家賃要らないから、バイトせずに生きていけた。
■チラシ配りのバイトで指差され…
高倉 それ最高だよ! 僕はひたすらバイト。週1回はカラオケ屋、週3で中野の漫画喫茶。店のチラシも配ってました。
久保 「あ、テレビ出てた人でしょ」と、通行人に気づかれたらイヤだろ。
高倉 僕、バイト先でも“顔バレ”したいんですよ! だから、すごい人通りの中野ブロードウェイの真ん中でチラシ配ってました。「あ、三拍子がバイトしてる!」とガンガンに指さされてうれしかったよ。
久保 変なヤツ!
高倉 高い家賃の部屋だったから、後輩2人を住まわせ、家賃を払わせてた。でも、その後、彼女ができたから引っ越して同棲したら、2年後に出て行かれちゃって。また高い家賃をひとりで払う羽目に。すぐ女と一緒に住むからいけないんだけど、15年で10回引っ越してる引っ越し貧乏。住まいと女の関係がいつもよくない。