急逝の今いくよさん スポーツ紙「訃報独占スクープ」の“裏側”

公開日: 更新日:

 漫才コンビ「今いくよ・くるよ」のいくよ(本名・里谷正子)さんが亡くなり、29日、相方のくるよが涙の会見を開いた。ずっと付き添っていた相方くるよさんの憔悴ぶりは痛々しいほど。

 ところで、この訃報では「なぜ?」「どういうことだ!」と関係者が騒然としたという。理由は訃報をスポニチ一紙が独占で伝えたからだ。

 横並び、一斉報道が主流の昨今の芸能マスコミで訃報の一紙抜きは極めて珍しい。所属の吉本興業は、てんやわんやの騒ぎになった。

「一報を伝えたのはスポニチのMデスクとみられています。読売テレビ『ミヤネ屋』の芸能コメンテーターを務めていますよ。自らを『お笑いとゴシップが大好物の芸能デスク』という通り、大阪の芸人と強いパイプを持っていて、楽屋にもズケズケ入っていき、突撃取材を厭わないことで知られています。芸能プロからは“要注意人物”としてマークされてもいる。今回のネタ元としては、大物ベテラン芸人の名前がささやかれています」(事情通)

 この見立て通りならMデスクはスクープしたと鼻高々ではないか。とはいえ、最期を看取り、厳かに訃報を発表しようという関係者の配慮が木っ端みじんに崩れてしまったことも事実。

 政権与党の顔色をうかがい、にらまれないよう、大本営発表を垂れ流す政治記者たちと比べれば、その評価は100倍増しだが、遺恨を残してしまったか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議