「ほほにキスして」の水越けいこさん 亭主“蒸発”後の困窮語る

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 去年11月、鹿児島県枕崎市で開催。これで全国47都道府県を回ったことになったそうだ。

「バックバンドのミュージシャンだった元夫とは86年に結婚しました。でも、麗良が生まれてからギクシャクし始め、麗良が4歳の時に置き手紙1枚残して出て行ったんです。突然のことで、それからは経済的にものすごく大変でした。身の回りのモノを売って家計の足しにするほど追い詰められたことも数えきれません。麗良がいたから、彼の笑顔があったからこそ、ガンバれたんだと思います」

 2年前のシングル「僕の気持ち」は麗良クンの視点で水越さんが作詞・作曲した曲。心温まる詩が印象的だ。

「麗良は今、自宅近くの障害者施設で就業訓練をしてます。家計? 相変わらず苦しい、ではなく、楽じゃないですね、ハハハ。だけど、還暦過ぎても歌っていられ、ライブには常連のファンの方がおおぜい駆けつけて下さる。これで不平をいったら、罰が当たります」

■ジュリーにあこがれて芸能界を目指した


 さて、山梨県生まれの水越さんはジュリー(沢田研二)にあこがれて芸能界を目指し、74年8月、「スター誕生!」(日本テレビ)に出場。惜しくもスカウトの声は上がらなかったが、77年、100倍の競争率を勝ち残り、TBSの朝のお天気情報番組「8時の空」のレギュラーアシスタントに。さらに、78年、「しあわせをありがとう」で歌手デビューし、79年7月にリリースした「ほほにキスして」がヒットした。

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