大学で教鞭とる映画監督・大森一樹氏 “映画青年”の激減嘆く

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 35年前、医大生たちを描いた青春映画「ヒポクラテスたち」を演出し、話題となった大森一樹監督(63)。その後も斉藤由貴吉川晃司が主演の青春映画やゴジラ映画が好評を得た。しかし、最近は名前を聞く機会が減った。今どうしているのか。

 会ったのは大阪は地下鉄天王寺駅そばの天王寺都ホテル1階の喫茶・ロビーラウンジ。

「もともとこっちの人間だし、東京を拠点にしたことはないんですよ。打ち合わせや撮影で必要に応じて東京に出て行く、って感じで。大阪で生まれ、小学校5年から芦屋で育ちました」

 大森監督、まずはこう言った。差し出された名刺には「大阪芸術大学芸術学部映像学科教授 学科長」とある。

「2000年から大阪電気通信大学で週1回教え始め、大阪芸大は05年から。2年目から学科長になって、学科をプロデュースする“学科の監督”みたいな仕事がメーンです。先生たちと交渉したり、カリキュラムを作ったり。授業もときどきやりますよ。週4日、芦屋から1時間半くらいかけて南河内にある大学に通い、授業は週10コマくらいかなあ。今の映画界、けっこう大阪芸大出身者が活躍しているんですよ」

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