国会前でディラン フォークシンガー中川五郎は今も反戦歌を

公開日: 更新日:

安倍首相はフォークを耳にしなかったのでしょう

 再び反戦歌を歌うようになったのは21世紀に入り、騒然、かつ不穏な時代に突入したと思ったのがきっかけだったという。

「イラク戦争、それに3・11の原発事故が大きかった。福島の救済も中途半端で、放射能だって今も垂れ流しなのに、アメリカの尻にくっついて戦争する集団的自衛権なんてありえませんよ。その意味で、反戦歌やメッセージソングは古い時代の歌じゃなく、今の時代にこそ有効な歌だと思います。長い時間、封印してた歌を歌わなくてはいけないのは不幸なことだと思いますが、反戦歌やメッセージソングは人間を見つめる普遍性がある歌でもあるんです」

 バツイチ。国立市内のマンションに一人暮らしだ。

 10月10日、新宿文化センター大ホールである「フォークソングが流れる街」になぎら健壱、紙ふうせん、友川カズキ、大塚まさじ、山崎ハコらとともに出演する。

 最後に安倍首相について尋ねたところ、「中身がまるで空っぽ。あんなに軽い首相はいません。彼はフォークソング世代だと思うけど、ボクらの歌は一切耳にしなかったんでしょう。そういえば、安倍首相をコンサートに招いて往年のフォークの名曲をデュエットした歌手がいましたね。個人的には彼は好きだけど、この件に関しては許せない。歌手としてやっちゃいけないことだったと思います」とのことだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 7

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  3. 8

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  4. 9

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 10

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは