逮捕の危険も…俳優・中村ゆうじが語るストリップ修行時代

公開日: 更新日:

 しょうがないから、40分500円でダンサー相手に整体の真似事をして生活費を捻出してましたね。

 食事ですか。昼はスタッフみんなでお金を出し合って自炊。夜は昼のご飯の残りに、スーパーで120円ぐらいで買ってきたレトルトカレーが定番でした。インド人になるんじゃないかってくらい来る日も来る日もカレーですよ。1日2食食べて出費は合計300円ほどかな。

 そんな中で唯一の楽しみが、外国人ダンサーとの民間交流。当時は欧米や南米生まれのダンサーのステージがウリでね。10日交代で、次から次へとブローカーが送り込んできたんです。

 彼女たちは日本で独りぼっちだし、話し相手が欲しい。その点、僕は英語が得意だから、よく遊びました。最初は警戒されましたよ。でも、ほとんどが何日かでネンゴロになっちゃう。劇場の周囲はラブホ街ですから、アイコンタクトで即決です。

 とはいっても、普段から金がなくてピーピーしてるんだから、本来はラブホどころじゃない。しかし、煩悩には勝てません。それやこれやで、毎月バンス(前借り)ばかり。劇場の退職時には50万~60万円になっていました。

 つらいこともあったけど、今となっては貴重な青春の一ページですね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ