深夜枠で視聴率5%! 「孤独のグルメ」は第7話に秘密あった
テレビ東京の「孤独のグルメ」がまたまた快挙だ。13日放送分の第7話で視聴率5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を達成したという。たかが5%と侮るなかれ。放送開始が深夜0時12分からという時間帯を考えれば“異例中の異例”の数字だ。
「例えば、今期の深夜ドラマを例にとると、テレビ朝日の『アドレナリンの夜』や日本テレビの『HiGH&LOW』はいずれも2%程度。TBSの『結婚式の前日に』は夜10時台にもかかわらず5~6%程度です。ゴールデンで考えれば安定して15%近くをキープしている『相棒』(テレ朝)並みの数字なのです」(テレビ誌記者)
さらに驚くのは「第7話」というのがポイントだ。
「全12話ある『孤独のグルメ』のうち制作サイドは7話目あたりを“盛り上げどころ”と考えていて、ここでいい数字を取ってそのまま最後までなだれ込む作戦を取っているのです。そのため過去の4シーズンでは“キラーコンテンツ”として毎回、焼き肉を持ってきていた。ところが今シーズンはその“キラーコンテンツ”を1話目に出してしまったため、7話目に何を持ってくるかが腕の見せどころとなっていたのです」(制作関係者)
結局、制作陣が選んだのはジンギスカン鍋。井之頭五郎が肩ロースやラムチョップをガツガツ食うさまが視聴者の食欲を直撃した。こうして「孤独のグルメ」はまたひとつ“伝説”を増やした格好だ。