園山真希絵「逆風の3年前」に受けた鶴太郎の“愛のムチ”
そのうちご自宅へもお邪魔させてもらい、何かの記念日やお祝い事の際には、私が厨房に立って料理を作ることも。冷蔵庫には全国各地のこだわり食材が多くて、腕を振るいたくなるんです。
実は食べ歩き仲間や友人は限りなく少ないものですから、プライベートで相談事をする人もほとんどいない中、鶴太郎さんは迷った時や困った時のよき相談相手。20ン歳も年が離れてるってこともありますが、異性にもかかわらず、包み隠さず話せるって方はめったにいませんからね。
特に私に逆風が吹いた3年前には、ご自身の経験を踏まえてわかりやすく、それでいてズバリと核心を突いて、さまざまな対処方法を教えてくださったのです。
その中にはシビアな現実と向き合わねばならない場面があり、厳しい言葉も頂戴しました。とはいっても、鶴太郎さんの真摯なアドバイスはまさに“愛のムチ”。真心がこもっているから素直に耳を傾けられました。今振り返ると、人前ではあっけらかんとしていたものの、実は「もうダメかも……」というどん底の時期もあったのですが、すっごく精神的に助けられましたね。