【ジャニーズ事務所】“帝国”に残されたもうひとつの課題

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「ジャニーさんはエンタメにしか興味がなく、お金にはノータッチ、実質的な経営者はメリーさんです。芸能界やテレビ、広告業界ににらみを利かせ、二人三脚で大きく成長させてきた。ジャニーさんとメリーさんの年収は、8億9000万円とも。同じエンタメ業界で東証1部上場、売上高が1400億円のエイベックスGHDの松浦勝人社長でも4億円です」(芸能ライター)

 今やCD、映画製作、チケット販売、グッズにファンクラブ運営など関連会社十数社を束ねるエンタメグループの中核だ。SMAPをはじめTOKIO、V6、KinKi Kids、嵐など15グループ、近藤真彦などソロ12人、300人超ともいわれるジャニーズJrを抱える一大帝国を築き上げた。

「90年代以降の急成長の原動力になったのがSMAPです。さすがにピーク時の勢いを失ったとはいえ、それでもテレビの出演料やコンサート、CDなどで年二百数十億円を稼ぎ出しているともっぱら。それが解散となれば、売り上げの4分の1が抜け落ちる可能性があったわけです」(前出の芸能ライター)


 一般企業なら屋台骨が傾きかねない。

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