作家・落合恵子さん 母親との濃密な日々を振り返る
「そんなとこ、行かないでよ」
昼の事務職の稼ぎだけでは私を食べさせてはいけず、母は夜も掃除の仕事をしていました。
ところが、小学生だった私は、ゴム長にエプロン姿という掃除婦の格好をした母が嫌で嫌で、そんな姿を学校の友達に見られたらと思うと、もうヒヤヒヤでした。
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