スパローズ森田 大家さんを激怒させた6畳一間の6人暮らし

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■バイト中、ヤクザの抗争に巻き込まれそうに……

 生活の糧は当然、アルバイト。いくつもいくつもしましたけど、一番強烈だったのは最初にやった喫茶店のウエーターですね。歌舞伎町にある、別名「日本一危険な喫茶店」。場所が場所なのと、24時間営業だから、しょっちゅうヤクザが利用するんです。ガタイが良くて目つきが鋭くて、黒いスーツだから一発でソノ筋の人だとわかる。おまけに内ポケットの部分が妙に膨らんでる(笑い)。

 怖いのが組同士のモメ事の協議の席になった日。双方合わせて20人以上集結して、幹部らしい人が向かい合うテーブルを取り囲むように見守るんですが、何かあったら即抗争です。

 ある日、それにバイト時間がブチ当たったんですけど、店内の空気がいつもと全然違う。ピリピリ感がハンパない。しかも、何かの拍子に怒鳴り合いになり、一瞬でウワッと臨戦態勢に入ったんです。みんな、内ポケットに手を突っ込んで身構えてるし、ホント、弾が飛び交う寸前。おっかなくて僕らウエーターは厨房へ逃げ込んで、流れ弾が飛んできても当たらないように、トレーを頭にかぶって震えてましたもんね(笑い)。幸いにも撃ち合いにはなりませんでしたけど、「こんなとこで死にたくない」って翌週辞めましたけど。

 よく考えてみたら、20年ほど前で時給1250円。かなり待遇は良かった。きっと、危険手当と店内で見たことは他言無用っていう意味があったんでしょうね。

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