スパローズ森田 大家さんを激怒させた6畳一間の6人暮らし

公開日: 更新日:

■バイト中、ヤクザの抗争に巻き込まれそうに……

 生活の糧は当然、アルバイト。いくつもいくつもしましたけど、一番強烈だったのは最初にやった喫茶店のウエーターですね。歌舞伎町にある、別名「日本一危険な喫茶店」。場所が場所なのと、24時間営業だから、しょっちゅうヤクザが利用するんです。ガタイが良くて目つきが鋭くて、黒いスーツだから一発でソノ筋の人だとわかる。おまけに内ポケットの部分が妙に膨らんでる(笑い)。

 怖いのが組同士のモメ事の協議の席になった日。双方合わせて20人以上集結して、幹部らしい人が向かい合うテーブルを取り囲むように見守るんですが、何かあったら即抗争です。

 ある日、それにバイト時間がブチ当たったんですけど、店内の空気がいつもと全然違う。ピリピリ感がハンパない。しかも、何かの拍子に怒鳴り合いになり、一瞬でウワッと臨戦態勢に入ったんです。みんな、内ポケットに手を突っ込んで身構えてるし、ホント、弾が飛び交う寸前。おっかなくて僕らウエーターは厨房へ逃げ込んで、流れ弾が飛んできても当たらないように、トレーを頭にかぶって震えてましたもんね(笑い)。幸いにも撃ち合いにはなりませんでしたけど、「こんなとこで死にたくない」って翌週辞めましたけど。

 よく考えてみたら、20年ほど前で時給1250円。かなり待遇は良かった。きっと、危険手当と店内で見たことは他言無用っていう意味があったんでしょうね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方