AKB帝国の根幹揺さぶる 須藤凜々花の“恋愛至上主義”宣言

公開日: 更新日:

「どんな批判も覚悟の上です。それでも自分の口で言いたかった」

 先日、沖縄で開催された第9回AKB48選抜総選挙で「結婚宣言」したNMB48の須藤凜々花(20)が21日、都内で会見を行った。須藤は総選挙という特別な場にもかかわらず、個人の事情で水を差したことを謝罪。メンバーや関係者、ファンを騒がせたことを何度も詫びたが、「好きな人ができた時点で卒業は考えていた」「初めて人を好きになって思ったのは、恋愛禁止というルールで我慢できる恋愛は恋愛じゃないと思う」と真剣な表情で語った。

 相手は都内在住の20代男性で、ファンではなく、母親の誕生日会で知り合ったという。前代未聞の結婚宣言後、総合プロデューサーの秋元康氏など運営側からは慰留されたそうだが、時期は未定ながら卒業の意向。その後は哲学者になるという夢をかなえるために大学受験も考えていると明かした。

■AKB「恋愛禁止ルール」揺らぐか

 人生初の彼氏と婚約までしてラブラブ状態の須藤だが、AKBといえばこれまでアイドルである以上は恋愛禁止をテーゼに掲げており、過去には男性関係のスキャンダルで博多に飛ばされた指原莉乃や丸刈りになった峯岸みなみの例もある。それだけに、須藤の行為は暴挙といえば暴挙。これまで応援してきたファンのみならず、大島優子らOGが苦言を呈したのも無理はないだろう。

 それでも自分の意志を貫いた須藤。初恋ははしかのようなものだけに、夢から覚めるのもあっという間かもしれないが、その一瞬が永遠に感じられるのは若者だけの特権。賛否両論は当然ながらも、須藤の恋愛至上主義がAKB帝国の根幹を揺さぶったのは間違いない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」