山本小鉄さんに飲み勝ち プロレスラー渕正信“酒の勲章”

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 小鉄さんのことはみんな「怖い」って煙たがってたけど、その日以来オレに会うとこっそり「渕、あの話は人にするなよ」って。そう言われても酒で小鉄さんに勝ったのはオレには一つの勲章だから、結構みんなにしゃべったよ。ハハハ!

 馬場さんにも話したら「小鉄の名誉のためにあんまり人には言うなよ」と笑いながらクギを刺されたけど。小鉄さんが亡くなるちょっと前に全日本の試合の解説にいらしてくれた時、みんなは怖がって遠巻きに見てたけど、オレだけは親しく話をさせてもらった。もともと、すごくいい人だからね。

 酒はずっと好きで、今はプライベートな知り合いとしんみり飲む機会が多いかな。健康診断で肝機能の数値はいつも悪くないのよ。ありがたいことだ。内臓が強いんだろうから、母親に感謝しなくちゃね。

▽ふち・まさのぶ 1954年1月、福岡県出身。74年にプロレスデビュー。世界ジュニアヘビー級王座など数々のタイトルを獲得。183センチ、105キロ。8月27日「2017 SUMMER EXPLOSION『最終戦』全日本プロレス45周年記念両国大会~新たなる決意~」(東京・両国国技館、開場13時30分、開始15時)。

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