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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

方向性や詰めを誤らないことを願う「直撃!シンソウ坂上」

公開日: 更新日:

 5月27日のアニメ「ちびまる子ちゃん」(フジテレビ系)の中で先日亡くなった西城秀樹を追悼する場面があった。まる子の姉・さきこがヒデキの大ファンという設定でこれまでにも何度か登場。エンディング曲「走れ正直者」を歌っていたこともある。

 今回登場したのは「まる子、早めに衣替えをしたい」の回。まる子がくじで引き当てた「ヒデキの缶バッチ」を姉にプレゼントするシーンや、部屋にヒデキのポスターが張られ、CM前にはマイクを持ったヒデキが出て「秀樹さんありがとう」の追悼テロップ。私もさきこ同様、新ご三家では断然ヒデキ派。大阪球場のコンサートにも行ったほどでヒデキ好きが高じて、当時、ヒデキの口パクものまねをしていた川崎麻世のデビューシングルを買ったのは黒歴史だが……。制作スタッフの思いが詰まった追悼にはほろりとさせられた。

 遡ること3日前。同じフジの「直撃!シンソウ坂上」(24日)で「西城秀樹さん追悼特集」をやっていたが、モヤッとするものだった。

「坂上が妻・美紀さんに独占取材」と称し、家族だけが知る最期の22日間を妻の美紀さんから伺うものだったが、いくらなんでも葬儀・告別式もまだ済んでいないうちに自宅に押し掛けるのはどうなんだろう。遺族の気持ちを思いやるべきではないか。もちろん勝手に押し掛けたわけではないだろうが、それにしても、まだ遺体が安置されている自宅にズカズカと入り込める神経がわからない。

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