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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

バッシングに耐え…田原俊彦が覚悟のスマイルで守ったもの

公開日: 更新日:

「だって田原俊彦ですから」(田原俊彦/TBS「サワコの朝」6月23日放送)

 田原俊彦(57)といえば、1994年のいわゆる「ビッグ発言」が引き金となり、メディアから“干され”仕事が激減したといわれる。そのことについて、田原は「あの時に僕に力があれば、全然そんなの吹き飛ばせたと思うし、みんなが思うほど干されたっていう気持ちはない」と語る。さらに、仕事がなくなった際、転職を考えたかと尋ねられると、「ない」と即答し、続けて語ったのが今週の言葉だ。

 田原は母子家庭で育ったため、生活は苦しく、自然とアイドルになって成功し、家計を支えたいと思うようになった。そこで、何のツテもないまま、ジャニーズ事務所を訪ねた。そして高校卒業後、「3年B組金八先生」(TBS)で本格デビューを果たし、「たのきんトリオ」で大ブレーク。80年代に入ると、人気は過熱した。

 歌番組全盛の頃。男性アイドルも彼らくらいしかいなく、早朝から写真撮影、昼にはドラマ撮影、夕方にテレビの生放送に出て、その後、レコーディング、最後にラジオ収録といった過密スケジュールが当たり前になっていった。

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