著者のコラム一覧
片岡たまき

神奈川県平塚市出身。元RCサクセション・マネジャー兼衣装係。夫は「パスカルズ」のバンドマスター、ロケット・マツ氏。著書に「あの頃、忌野清志郎と」(宝島社)。

清志郎にRC再活動を訊くと…「すぐにはムリだ」と答えた

公開日: 更新日:

 時代を席巻したRCサクセションもついに終焉期を迎える。87年2月、清志郎は初のソロアルバム「RAZOR SHARP」を発表した。

「当初、RCのロンドンレコーディングという話だったのですが、清志郎さん以外のメンバーが難色を示したため、単身で渡英することになりました」

 イギリス屈指のバンド、イアン・デューリー&ブロックヘッズのメンバーを起用したレコーディングは、ロンドンに1カ月ほどの滞在となった。

「清志郎さんの中で何かが変わったのでしょうね。外国のミュージシャンたちの自己主張に感化された。『伝わろうが伝わるまいが自分のことを主張しないとダメなんだ』と言ってました。清志郎さんはこのソロワークを『自分の人生の分岐点』と語ってます」

 3月にはそのメンバーが来日し、ソロツアーも行われた。

「言葉の壁などカンケーないんですね。ドラムのチャーリー・チャールズとふたりでドライブして、温泉に行ったそうです。『お風呂の入り方を教えたんだ。公衆浴場では、手ぬぐいで前をさりげなく隠すんだよ、とかね』と、笑いながら話してました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」