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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

悩んだ果てに…青山テルマが解いた「そばにいるね」の呪縛

公開日: 更新日:

「『落ち込んだことあるんスか?』って来るんだけど、それってマジ、『水飲んだことあるんスか?』って聞いてるのと一緒なんだよ」(青山テルマ/フジテレビ「ボクらの時代」7月29日放送)

 2007年にメジャーデビューを果たし、翌年「そばにいるね」が大ヒット。その年の年末には「紅白歌合戦」にも出場したミュージシャンの青山テルマ(30)。その後、テレビではあまり目立った活躍はしていなかったものの、昨年あたりから明るく奔放で、サバサバした言動がバラエティー番組で注目されるようになった。

 そのキャラクターは圧倒的だ。例えば、かつて彼女もネットでの自分の評判を気にしていた時期があったという。「コイツなんてお洒落じゃない」という書き込みがあった。それを見て漢字に弱い青山は、「お酒、こぼしてないってこと?」と思い、褒め言葉と勘違い。「ウチお酒飲めねーしな。コイツわかってんな」とポジティブに受け止めた。

 そんなキャラだから、よく「落ち込んだことなさそうだよね」などと言われてしまう。それに対する答えが今週の言葉だ。

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