安藤サクラに直撃 柄本一家との奮闘が朝ドラになったら…

公開日: 更新日:

「母としても妻としても、家庭に入るべきなのかなって、ずっと考えていたんです。とくに乳飲み子のときは、付きっきりでいなければいけないと。だから、お話をいただいたときは悔しかった。このタイミングかーって」

 気持ちを変えさせたのは、支える家族がいたからだった。義母の角替和枝は「この仕事をやらないなら、事務所もこの仕事もやめちゃいな」と言い放ち、「柄本のお父ちゃん(柄本明)も夫(柄本佑)も『なんでやらないの? やればいいじゃん』って。うちのお父ちゃん(奥田瑛二)からは『これは挑戦じゃなくて冒険だ』と。皆から背中を押してもらって、覚悟を決めたんです」

 インスタントラーメンを生み出した今井福子(安藤)と立花萬平(長谷川博己)夫婦の知られざる物語を紡ぐ本作。いつか安藤・柄本一家の奮闘ぶりも、朝ドラの題材になりそうだ。そのときはファミリー総出で、それぞれ本人役を演じることになりそうだが……。

「家族全員巻き込んでやるってことですよね? わ、わ、頭が混乱しそうだけれど、面白そう! 今回の朝ドラでもいろんな自分を発見中なんですが、自分で自分を演じたら、さらに新しい一面が発見できそうですね(笑い)」

 勢いがある女優は、常にポジティブだ。
(取材・文=小川泰加)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド