安藤サクラ 「ゆとりですがなにか」神がかり演技が高評価
放送スタート前には出演する若手イケメン俳優を惜しげもなく番宣につぎ込んだ。なのに、初回視聴率は9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。第3話で最低の7.1%を記録するなど、一度も2桁に到達できない。日本テレビ系で放送中のドラマ「ゆとりですがなにか」のことだ。
ついに「視聴率にはゆとりなし」とまで言われてしまうほど落ち込んだが、その後少しずつ盛り返している。Huluで配信される日テレ系の番組ランキングでもベスト3に入るほど評価は高い。その原動力になっているのが、ヒロインを演じる安藤サクラ(30)の圧倒的な演技力だ。
「全俳優陣を食っている。安藤が主役にしか見えない」「演技が神がかってすごい」「泣けた、というより胸えぐられた」と視聴者からも大絶賛の嵐。これまでのドラマでも後半に盛り返すことが多い宮藤官九郎作品ということもあって、今期ドラマ後半戦のダークホースに浮上する勢いだ。
それもそのはず、安藤の演技はすでに折り紙つき。日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞など主演女優賞を総なめにした「百円の恋」では短期間で体形を大変化させる役者魂を見せ付け、めきめきとその存在感を高めている注目の女優なのだ。