綾野剛は四天王の頂点 日本俳優「中国映画」本格進出の裏
俳優の綾野剛(36)が中国での初主演映画「破陣子」の撮影を10日から開始し、話題になっている。“純・中国映画”で日本人が主演に抜擢されたのは初めてで、中国でも注目されている。
ネット上では綾野が中国作品で主演するほどの人気だったことに驚きの声しきりだが、中国人ジャーナリストの周来友氏は、中国での日本人俳優「四天王」のトップが綾野剛なのだと、こう解説する。
「中国では今、綾野剛、藤原竜也、ディーン・フジオカ、高橋一生の4人が四天王といわれ人気です。綾野さんは、涼しげな顔、演技力すべてが『完璧』と評されています。藤原さんは『演技派』、ディーンさんは『恥じらい』、高橋さんは『優しさ』と形容し、中国女性ファンに圧倒的に人気です。
■当局の姿勢が軟化
今回の起用は、綾野さんの中国人気を裏付けるとともに、日中関係の改善、中国当局の軟化姿勢も表しています。中国では映画製作前に国の許可を受けなければならず、今までなら、主役級に日本人を起用することは暗黙の了解であり得ないことでした。また、日中関係の影響を受けるので、製作側も慎重にならざるを得ず、日本人の起用はハードルが高かったのです」