偽装離婚で資産隠し 羽賀研二を“金の亡者”に変えた原点
羽賀がアンナと交際当時から取材するベテラン芸能記者の青山佳裕氏はこう言う。
「金銭トラブルに女性問題と、次々出てくる疑惑のたびに直撃したものですが、羽賀は『それはね、青山さん』とこちらの目をまっすぐ見て、とうとうと自己弁護を並べていく。頑として疑惑を認めないんです。ものすごいバッシングでしたけど、それをものともしないずぶとさのようなものがあった。渦中のときにこちらの携帯を鳴らし『この話知ってますか?』と同じタレント仲間のスキャンダルを振ってきたこともある。ああ、楽しんでいるんだなあって思ったものです」
羽賀は沖縄県コザ市(現・沖縄市)出身。日本人とアメリカ人のハーフだ。
「羽賀の実家を取材で訪ねたとき、そのルーツを垣間見た気がしました。3度の食事にも事欠いた極貧の生い立ち。電気店の物置で暮らしていたこともあるとか。そんな環境で自分を育て上げてくれたお母さんに何とか楽をさせようと誓い、芸能界入りを決めたのだそうです」(青山氏)
母を楽にという、その気持ちにウソはなかったのだろうが、苦労が人間を育てずに精神までむしばんでしまった。