結婚でも…オードリー春日の怪物じみた「普通」のこだわり
だが、番組では意外な事実が発覚する。それは、彼らが付き合っていたのが11年前、つまりオードリーが「M―1グランプリ」(テレビ朝日)で準優勝し、大ブレークする前からだということだ。その事実はなんと相方の若林ですら知らなかった。
ただ、コンビ間で私生活を秘密にすることは決して珍しくない。本当に驚きなのは、ブレーク直後の09年2月、春日の住む「むつみ荘」から出てくるツーショットを撮られた相手が実はクミさんだったことだ。
春日はその報道に対する会見で、彼女を守るためにもう連絡が来ないと嘘をついた。「彼女になるかならないかという時期のところで、もうそろそろ春日の方から言おうかなと思ったところで、撮られてしまった」からだと。つまり「狙っている」状態だったと表現したのだ。
そして5年後、再び彼女について話すとき、その“設定”のまま、「狙っているオンナ」という表現を使い続けたのだ。ただのギャグを超えた春日の変わらなさ、変えなさへの徹底的なこだわりはもはや怪物じみている。彼の言う「普通の日」の「普通」は、きっと彼の異常な日々の中で、常人では計り知れない変態的なこだわりからできているのだろう。
しかし、プロポーズの10日前に別の女性をむつみ荘に連れ込んでいたと報じられるというオチがついてしまった。この時の事務所のコメントがまた、さえていた。
「とんだ大バカ変態野郎ですね」(講談社「FRIDAY」19年4月26日号)