ジャニー氏 タレント発掘「天才的千里眼」伝説とその未来

公開日: 更新日:

「ジャニーさん」もしくは「社長」と呼ばれ、少年たちと親身に、敬語なしでのコミュニケーションを密にとっていた。あまたの売れっ子を抱えるジャニーズ帝国の創始者・ジャニー喜多川社長(87)は、東西あわせて300人超とされる研修生一人一人にまで、思い出を残している。担当のベテラン記者が言う。

「タレント発掘の千里眼は天才的というしかない。1960年代初頭、ジャニーさんが代々木にあった駐留米軍宿舎『ワシントンハイツ』で少年野球チーム『ジャニーズ』をつくったのが今のジャニーズの原型なのですが、2006年にジャニーズ入りした中山優馬も、もともとは野球少年。大阪の小学生で、軟式野球に打ち込み、それほど芸能界に興味津々だったわけじゃなかったところ、ジャニーさんが惚れ込んで自らスカウトしたのです」

 たのきんトリオ、シブがき隊、光GENJI、SMAP、嵐と、個性的な男性アイドルをつくりつづけて半世紀。ジャニー氏は黒子に徹し、その姿を公にすることはほとんどなかった。

「野球帽を目深にかぶり、いつも黒いサングラスをしていた。横浜アリーナなどでマスコミ取材日があるときは、掃除のおじさんに間違えられるほど地味。コメントを求めてはいけないような独特の雰囲気がありました」と前出のベテラン記者は振り返る。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」