モノマネタレント古賀シュウ 貯金切り崩しキャバ通いの過去

公開日: 更新日:

 そう言われたことを今も覚えてます。

 事務所に入ると先輩には僕より年下が多くて。1回り下もいる。34歳の脱サラ芸人なので、周りが扱いに困っていたみたい。芸人から飲みにも誘われないし、東京に友達もいないし、煮詰まって、営業マン時代の貯金を取り崩してキャバクラ通い。気がついたら、同伴もしていた。女の子に「仕事は何をやってるの?」と聞かれ、「小さな会社を経営してる」とヘンな嘘ついて(笑い)。「オレ、芸人やりに東京来たのに何やってんだ?」と。

 貯金もなくなり、新宿のショーパブ「キサラ」のオーディションを受けて、出るようになりました。東京にはおもしろくて自分のネタを持っている芸人が多い。僕はだれもがやる武田鉄矢桑田佳祐はやるけど、自分だけのネタがなかった。ただ、モノマネ芸人と飲んだ時、「近鉄の中村ノリ(紀洋)に似てるんじゃない?」「メガネかければ、なぎら健壱に似てる」とか言われて。今まで顔マネを意識してなかったけど、すぐに金髪に染めて中村ノリのネタができ上がった。テレビで中村ノリを見て「もっとこうした方がいいなぁ」と研究もして。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」