今年で戦後80年「舞鶴引揚記念館」でシベリア抑留体験者の"記憶"を伝える展示会開催
今年で戦後80年を迎えます。そして京都府舞鶴市「舞鶴引揚記念館」が所蔵する570点が「ユネスコ世界記憶遺産」に登録されて10年という節目の年でもあります。
そこで、4月20日(日)まで、シベリア抑留体験者の羽根田光雄さんが帰国後に描いた絵画50点を展示する「ユネスコ世界記憶遺産登録10周年記念 回想記録画展 羽根田光雄の抑留体験記憶」が開催されます。
「ユネスコ世界記憶遺産」とは、ユネスコ三大事業の一つで、重要な記録物を、国際的に登録する制度です。対象は手書きの原稿、書籍、新聞、写真、デジタル記録等の「記録資料」で、重要な記録物の保存や多くの人がアクセスできるように推進することを目的に1992年から登録が開始されました。
その中で、展示されている「舞鶴への生還」は、世界が認めた重要な資料です。敗戦によって日本が破壊する中で、旧ソ連領に抑留された、日本軍人と民間人たちの抑留生活などの歴史と記憶を伝え、後世に語り継ぐべき資料を見ることができます。
●場所:舞鶴引揚記念館 企画展示室
●期間:開催中~4月20日(日)
●休館日:毎週水曜日
●時間:9時~17時(最終入館16時30分)
●料金:本展は無料。別途入館料(大人400円、学生150円 ※舞鶴市内在住・在学の生徒は無料)が必要