森保J攻撃の生命線…FW伊東純也がスタッド・ランスで絶不調の深層 すべてのプレーで《らしさがない》と専門家
20日にバーレーン、25日にサウジアラビアとの2026年北中米W杯アジア最終予選(いずれも埼玉スタジアム)を控える日本代表の森保一監督(56)にとって、頭痛のタネになっているという。
フランス1部リーグのS・ランスでプレーするFW伊東純也(32)に関して「今年に入ってパフォーマンスが下降線をたどっている」(同リーグを放送するDAZNの解説者・中山淳氏)からである。
今季のS・ランスは昨年11月10日の第11節ル・アーブル戦を最後に勝ち星から見放され、9日の第25節オセール戦を0-2で落として「5戦連続無得点」「6連敗」「14戦連続未勝利」と泥沼にはまっている。前出の中山氏がこう言う。
「攻撃の生命線である伊東がなんでもないトラップをミスし、不用意なパスミスを犯し、得意のクロスを放り込んでも精度が低くてゴールにつながらない。ボールロストも目立ち、すべてのプレーで<純也らしさ>が見られなくなっている。理由として<勤続疲労>が挙げられる。
財政的に厳しいS・ランスは、1月の移籍期間にDFとMFの主軸選手を英プレミアに売却。ケガ人も続出し、伊東が疲労をため込んでも先発から外せない状況にある。伊東にとってもチームにとっても悪循環となり、現在15位に低迷して、2部降格プレーオフ圏内の16位ル・アーブルとは勝ち点差が1、自動降格圏内の17位サンテティエンヌとは勝ち点差が2しかない。実は15~17位チームの中で一番チーム状態が良くないのがS・ランスです。降格の危機的状況と言っていい」