香取慎吾の出演を認めさせた 萩本欽一&ジャニー社長の絆
そして「茶々隊」(のちにこの中から選抜されたのが『CHA-CHA』)のオーディションに残ったのが、木村と草彅だった。2人は1988年4月に始まった「欽きらリン530!!」(日本テレビ系)の準レギュラーに抜擢された。
最終的に木村と草彅は「CHA―CHA」としてはデビューせず、1991年にSMAPとしてCDデビューを果たすことになるわけだが、SMAPはブレークに至らない時期がしばらく続いた。
ここで萩本がまたも手を差し伸べる。
1994年にオンエアされたバラエティ「よ!大将みっけ」(フジテレビ系)に当時17歳だった香取慎吾を抜擢し、それが8年後の「全日本仮装大賞」のキャスティングにつながっていく。
■「大将、この子たちの面倒を見てくれないか」
萩本はあのジャニー社長に「大将、この子たちの面倒を見ててくれないか……」と頼まれたことが今も脳裏をよぎることがあるそうだ。「SMAPというグループには特別な思い入れがあるのョ」と度々インタビューの席で繰り返すのは、こうしたいきさつがあったためだ。