映画「宮本から君へ」池松壮亮の血と涙のエネルギーが圧巻

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 9月27日公開の映画「宮本から君へ」は、この頃では珍しい一直線の熱血映画だ。叫び声、血、涙、よだれ……主演の池松壮亮(29)、蒼井優(34)をはじめ、演者たちの放出エネルギーが熱くてハンパない。この問題作、見る側にもエネルギーと気力が必要だ。

 文具メーカーで働く宮本浩(池松)は、「超」が付く不器用な営業マン。笑顔がつくれない、気の利いたお世辞も言えない。なのに人一倍、正義感が強く、しかも熱血という面倒な若者だ。

 ある日、宮本は取引先に誘われ、恋人になったばかりの靖子(蒼井)を連れて飲み会に参加するのだが、調子に乗って一升瓶を飲み干し、前後不覚に陥ってしまう。一緒に飲んでいた取引先が自分の息子を呼び出し、宮本と靖子を車で送らせるが、この息子、とんでもなくふらちな、巨漢の元ラガーマン。宮本が寝入っているのをいいことに、靖子を強引に……。

 金なし、コネなし、体力もなしの宮本に突然降りかかった“究極の愛の試練”。宮本は愛する靖子のため、“怪物”を相手に、絶対に負けられない命懸けのケンカに挑む! 

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