川口春奈“ジャンヌダルク”扱いも…代打出演で背負うリスク
「局内ではリスペクトを込めて、彼女のことを“ジャンヌ”と呼んでいます。説明するまでもありません。フランスの国民的ヒロインであるジャンヌダルクのことですよ。まさにNHKの救世主と言っても過言ではない」
局内事情を某NHK幹部が喜々として耳打ちする。2020年に放送される大河ドラマ「麒麟がくる」に出演予定だった沢尻エリカ(33)が麻薬取締法違反(所持)容疑で逮捕されたのは今月16日のこと。
「沢尻が演じていたのは斎藤道三の娘で、後の織田信長の正妻・帰蝶(濃姫)役。すでに計10話分を収録し、主人公・明智光秀(長谷川博己)と絡むシーンも多く、事実上のヒロインとも言うべき重要な役どころだった」(制作関係者)
こうした緊急事態にNHKサイドが局を挙げてようやくキャスティングしたのが川口春奈(24)だった。一連の顛末を「本当に奇跡だ」と絶賛するのは多くのヒットドラマを制作してきたフリーのディレクターだ。
「一部では川口の抜擢をタナボタのように報じるメディアもあるが、それは違う話です。むしろ、川口はよくぞこの“帰蝶”役を受けたなと思いました。スキャンダルでドラマや映画を降板した場合は出演予定だった女優よりも基本、格下ということがセオリーなんです。当然ですよ。事故物件だからです。イメージも悪い。だから後任の女優を探すのが大変なんです」