「恋つづ」佐藤健に挑む上白石萌音が宮崎美子に見えるワケ
「ネット上の評価と視聴率は別物。初回を見る限り、このドラマが数字的に大コケする可能性は低いと思います」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏はこう続ける。
「クセの強いイケメンに恋する女子の奮闘記は、昔から少女漫画の“鉄板”。女性向けのゲームアプリも邦画も、いまだにその分野が強く、潜在的に支持する層は一定数います」
昨年4月期に中条あやみ(22)が主演した「白衣の戦士!」も、“お仕事ドラマ+ラブコメ”だった。
「『白衣』もネット上ではあまり評価されませんでしたが、視聴率は初回2ケタで平均8%台と、悪い数字ではなかった。病院という舞台と、はっきりしたキャラクター、目を凝らさなくても分かりやすい伏線……それがあれば、リアルな医療モノでなくても、視聴率に直結する層にはある程度受け入れられるでしょう」(前出の亀井徳明氏)
先が読めない展開に翻弄(ほんろう)されるドラマは疲れてしまう。ある程度“読める”中で、安心してヒロインを応援したい。そんな視聴者も少なからずいる。
「恋はつづくよ」は、そんな狙いも感じられる“昭和チック”なラブコメといったところか。だとしたら、ドラマの中の上白石が時々、なぜか昭和の女子大生アイドル時代の宮崎美子(61)に見えてしまうのも、ひょっとして“狙い”か。