長谷川博己「麒麟」を脅かす竹内涼真「テセウス」の勢い
視聴率の下降が続いていた長谷川博己(42)主演のNHK大河ドラマが、2月23日放送の第6話でようやく下げ止まった。
「“沢尻問題”でスタートが遅れた初回こそ、逆に注目されて19%台でしたが、回を追うごとに数字を下げて第5話で13.2%に。下げ止まったといっても第6話は13.8%ですから、このまますんなり上昇というわけにはいかないでしょうね」(テレビ誌ライター)
とはいえ、15%台でスタートした前作「いだてん」は、ほとんどの回が1ケタで、一時は3%台も記録。「名作」と支持する声はあったものの、全話平均で8.2%という“悪夢”に比べれば、13%台は上々の数字だ。
ネット上の評判も〈色彩が派手すぎる〉なんて声こそあるが、作品そのものの評価はおおむね高い。日曜夜8時放送のNHK総合に加え、同午後6時放送のBSでの視聴も合わせれば、「朝ドラを除いて、1月に始まったドラマの中で一番リアルタイムで見られている」(在京キー局関係者)といっていいだろう。
“大河のプライド”もなんとか保たれていると思いきや、そんな単純な話でもないらしい。