ジャニーズが直面する“金属疲労”とダブつくデビュー予備軍
■デビュー予備軍は300人以上
ジャニーズ担当のベテラン記者はこう言う。
「ジャニーズ事務所はジュニアから所属タレントまで、全員が売れるよう、なんとかしようとします。表舞台で駄目になったとしても、たとえば『少年隊』の錦織一清が演出家になっていたり、元『忍者』のメンバーがマネジャーで今も給料を得ていたりする。でも、所属タレントは年々、高齢化していくし、東西で300人以上いるデビュー予備軍のジュニアも控えており、その全部は面倒見切れないというのが実情でしょう」
TOKIOのみならず、2012年メジャーデビューの5人組「A.B.C―Z」などなど、ジャニーズが持て余しているとおぼしきグループ、タレントは少なくない。
「ジャニーズは、かねてオーディションなど新人公募をしていない。故ジャニー喜多川社長が発掘したり、有望な候補者が紹介されて来たりで、表立って集めなくても集まってしまう。しかし飽和状態と言いますか、アイドルの素養が十分なのは当たり前。その上でトリリンガルだったり、楽器もできたりと、良い人材がズラリとそろっていても、それら才能を全部生かせているとは言えない」(前出のジャニーズ担当記者)
タッキーこと、滝沢秀明副社長の激やせが話題になったが、ジャニーズが直面するアイドルの「金属疲労」とダブつくデビュー予備軍。リストラが加速しそうだ。