ジャニーズにももクロ エンタメ界に広がるコロナ支援の輪
今月上旬に星野源(39)がインスタグラムにアップした「うちで踊ろう」以来、エンタメ界では新型コロナ支援の輪が広がっている。
ジャニーズ事務所は社会貢献プロジェクト「Smile Up! Project」を発足。予防法や家の過ごし方にまつわる動画には木村拓哉(47)やV6の岡田准一(39)、KinKi Kidsの堂本光一(41)、関ジャニ∞の村上信五(38)などが登場。今月末には、医療従事者へマスク50万枚、防護服3万3000枚、総額8000万円分が、前社長のジャニー喜多川氏(享年87)とゆかりのある日本赤十字社医療センターをはじめ、各医療機関に提供される予定だ。またファンのために、嵐とV6が過去のライブ映像を無料で配信している。
ももいろクローバーZはライブ動画を通じて募金できる無料送金アプリ「pring(プリン)」を導入。4月19日にYouTubeの公式チャンネルで生配信した「掟破りの家にいろ!!SP 俺たちのももクリ2018 2日目」では、379万7319円(4月21日12時時点)を超える寄付金を集めた。
お笑い界では、3月29日に新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎で死去した志村けん(享年70)の所属事務所、イザワオフィスが「志村けんのだいじょうぶだぁ」(フジテレビ系)を無料で公開。全173回分の映像から「変なおじさん」ほか人気キャラクターの出演作を順次10本、来年4月17日まで配信。得られた収益から諸経費を除いた全額を、日本赤十字社に寄付するという。
コラボ動画ではそれぞれの才能を駆使して「STAY HOME」を広め、募金活動にも積極的で、日本のエンタメ界の善意とモラル意識の高さを知らしめている。コラボ動画の意味を理解せず、モラルをぶち壊しているのは、愛犬とたわむれる安倍首相だけのようだ。