撮影中止続く「エール」と「麒麟がくる」ストック何話分?
新型コロナウイルスによる収録延期で、ゴールデン・プライム帯の民放ドラマは、テレビ朝日系の「特捜9」「警視庁・捜査一課長」など定番シリーズぐらいになってしまった。
「シリーズものは細かく打ち合わせをしなくても、役者さんも制作スタッフもやるべきことはわかっているし、セットもそのまま使えるので、収録が進んでいたんでしょう。すでに中盤で、このまま最終話までいけるんじゃないですか」(テレビ雑誌編集デスク)
これとはまったく逆なのが、NHKの連続テレビ小説「エール」(総合月~金曜朝8時)と大河ドラマ「麒麟がくる」(総合日曜夜8時)である。制作の手間と時間は他のドラマの何倍もかかるうえ、脚本家の交代や沢尻エリカ騒ぎで収録が遅れに遅れていたところに、4月初めから撮影がすべて止まった。当初、見合わせは2週間程度の予定だったが、緊急事態宣言で延長。さらに宣言が5月6日以降も継続されることになり、収録再開の見通しはまったく立たなくなってしまった。
果たして、朝ドラと大河の収録ストックは何話分あるのか。「エール」はあと9~10週分あるというから、7月第1週くらいまでだ。すでに古山裕一・音の夫婦には娘がいて、裕一は歌謡曲「船頭可愛や」でヒットを飛ばし、早稲田大の応援歌「紺碧の空」、「大阪タイガースの歌(六甲おろし)」も作曲している。