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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

岡村に足りないのは「度量」…女性蔑視発言を生んだもの

公開日: 更新日:

受験生の友」と呼ばれた「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)は今年で53年になる長寿ラジオ番組。吉田拓郎桑田佳祐タモリと錚々たる人が代々、パーソナリティーを務めてきた。伝統を受け継いだナインティナイン岡村隆史(49)もライフワークとしている。

 ラジオはタレントが“素”に戻れる仕事。岡村も社会問題から芸能まで私見を話し、テレビでは見せない岡村の一面があった。「いいね」とリスナーの反響も上々。発言はネットでも取り上げられていた。注目が高ければミス発言は「非難」に形を変えて倍返しとなる。

 今回の「コロナが収束したら(中略)美人さんがお嬢(風俗嬢)やりますから今、我慢しましょう」の発言。自粛中のリスナーを励ますある種のリップサービスだったのだろうが、女性蔑視と受け取られ大騒動。NHKの「チコちゃんに叱られる!」「麒麟がくる」の降板と謝罪を求め署名運動する動きもあるそうだが、本人も即座に謝罪。落ち込むほど反省している。

 相方の矢部浩之も「緊急事態よ」とラジオに出演して公開説教。先輩の松本人志は自身の番組で「悪いこと言うヤツがすべて悪者じゃない」と世間の許しを哀願した。

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