4歳のクリスマス 母のためにとった行動が思わぬ結果に…

公開日: 更新日:

 この「凍え死ぬ」という言葉が僕には強烈に響いてしまい、「これはまずい。母がいなくなる。親父だけとの生活が始まる。洋物の濃いドラマしか見られなくなる」と思い行動に出ました。

「ちょっと待ってて」とひとり部屋に戻り、「よし、できるだけ家を暖めておこう!」と、こたつ、電気ストーブのスイッチを入れました。まだ足りないと思った僕は、湯船にお湯を出し、さらにはガスコンロに火をつけたのです。

 もしそばに、でんじろう先生がいたら番宣で使われるくらい強力な空気砲でツッコまれていたでしょう。これが後の出火原因となるのですが、任務を完了した僕は得意げに両親の待つ外に行き、母が「あんた何してきたの?」と聞くので「ヒ、ミ、ツ~」と答えました。今思えば正解は「カ、ネ、ツ~」ですね。

 そして家族でレストランに行きおいしい食事をして、親父がプレゼントで「ほら、大きいミクロマンだよ」と。子供ながらに矛盾を感じながらタクシーで帰宅しました。すると帰宅中にやたら消防車が走っていくのです。運転手さんが、「クリスマスなのに可哀想な家もあるね」と言いました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末