「ランボー」新作不運…ジブリ旧作トップ3独占のからくり
動員か興収か。その都度、ランキングに基準のバラつきがあると一般の方々はもちろん、メディアでも混乱してしまう。ランキングには重要な意味があると、筆者は思っている。今回のケースをきっかけに、ランキングの在り方を問い直してみてもいいかもしれない。
「ランボー ラスト・ブラッド」は、力作以上の“超力作”と呼んでみたい作品だった。戦争を引きずる人間の修羅が、どのように過酷なものなのか。筆者は、涙なしでは画面と相対することができなかった。「さらば、ランボー」。スクリーンのなかの老いたランボーに向かって、内なる静かな声でいいから、そう叫ぼうではないか。今からでも遅くはない。