TVの過剰にあおるコロナ報道 撤収かトーンダウンの2択必至

公開日: 更新日:

 高齢者にうつると重症化する可能性が高い、医療が逼迫(ひっぱく)するとずっと報道している。だが、同様に問題なのはうつされるのを怖がる高齢者が外を出歩かなくなり、体力も免疫力も落ちて病気がちになるケースが増えていることだ。

 コロナをあおる岡田晴恵白鴎大教授も「羽鳥慎一モーニングショー」で突然「怖がり方を整理すべき。若い人はかぜ程度、高齢者には大変なことで怖がり方が年齢層によって全然違う。怖がり方を精査しないと医療が持つのか心配」と言い始めた。

 ビートたけしはこの状況を早くに見抜いた。「TVタックル」で「コロナだけでワーワー言ってるのはおかしい」(9日)、「インフルエンザと同じようになるのか」(16日)と語った。

 コロナ報道を見ていると、電気自動車の販売台数がトヨタの30分の1の32万台なのに、株価の時価総額がトヨタを上回ったテスラをイメージしてしまう。コロナに関しては、もっと足元を見つめるべきでは。報道は撤収か、トーンダウンか。それとも、インフル相当になってもあおり続けるのだろうか。 

(峯田淳/日刊ゲンダイ

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ