米国でも存在感 SNSでトランプに一泡吹かせたK-POPファン

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 欧米でK―POPのファン層が登場したのは、00年代後半。この時期からYouTube、Facebook、Twitterなど世界共通のSNSを通じたプロモーションが展開され、世界中の若者がいつでもK―POPにアクセスできるようになった。

 さらに韓国のコンテンツが大きく注目度を高める契機になったのが、2012年に大ブレークした「江南スタイル」だ。またネットではこの間、ファンコミュニティーが大きく成長。熱心に韓国語の歌詞やニュースを翻訳したり、組織的な動員力を発揮してK―POPアイドルのPRに努めるなど、SNSで活発に活動するようになる。

 アメリカのファンは当初アジア系移民が中心だったが、次第に非白人の若者層に人気が拡大。マイノリティーの彼らはアメリカで主流の文化に疎外感を感じ、非西洋のポップカルチャーを求めていたともいわれる。

 そんなK―POPファンと、韓国映画「パラサイト 半地下の家族」の米アカデミー作品賞受賞に不満を表すようなトランプ大統領の相性は、かなり悪いらしい。

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