もう一人の未来のためにまい進 天海祐希が到達した境地
「今は、もうホントに選ばなくていいことは、もう手放してあるので、ものすごく楽です」(天海祐希/フジテレビ「まつもtoなかい~マッチングな夜~」11月21日放送)
天海祐希(53)は50歳を越えた現在、「年々楽しくなっていく」と言う。若い頃は自分が「手にできる可能性があるもの」がたくさんありすぎる。それらを全て手に入れようとして、頑張りすぎてしまうこともある。
けれど、それが30代、40代、50代と年を重ねるうちに選択肢が狭まってくる。その結果、生じた境地を語ったのが今週の言葉だ。選べる道に迷わず、邁進できるというのだ。
天海といえば、言わずと知れた宝塚歌劇団月組の元トップスターだ。1987年、73期として入団すると93年に男役トップの座についた。
■ひとりってこんなに楽だったんだ
95年末に退団。冒頭の番組では「夢の延長線だったので、まずお金のためっていうのがない」と語った。そして「自分ひとりの健康、自分のことだけを考えればいい」状態となり、「あ、ひとりってこんなに楽だったんだ」と思ったという。以降、強くカッコよく、それでいて、ちょっとおちゃめな女性を多く演じてきた。